庭園の管理

日記です

近寄った結果

君子危うきに近寄らずという意識を持ち生活したいと思ってはいるものの、数学を通ってこなかった僕のもとには次々と危険が近寄って来る。それでも危険を避け続け、そもそも君子って何を指すのだろうと検索してみると『徳が高く品位のある人。人格者』と表示され、ということは今の自分のままだと薄っぺらくて周りに気を遣われながら生きていく根暗な君子になるだけだな。な〜る(なるほど)と理解してからはどんどん危険に近寄って生きて行こうと決意。高収入で快適な事務のアルバイトをやめ工事現場のアルバイトを始めて、ある日バイト終わりに池袋の公園で読書をしていた時に売春婦?の若い女性に声をかけられて、危うきに近寄るならここだ!と思い女性から逃げずに数分間会話していたら手に持っていた定価11万円のiPhone XRをパッと奪われ全力で駆けていく女性の後ろ姿を見ている時に、新しい人生が始まった……と思いました。とは言っても、あくまで最終目標は君子と思われるような人と仲良くしたいことなので危険な場所に身を置きすぎて、日焼けマシンを使用して肌を焦げ茶色に焼き黄緑色のハーフパンツを履き、夜に下半身だけくっきり浮かび上がるような見た目で往来を歩くようなことにだけはならないように注意しながら、次のような生活を送っています。


5時に起きてオンラインゲーム。元々小さい頃からゲームが大好きで格ゲー等に勤しんでいたせいで悪友とつるむようになったこともあり自分の中でゲームを敬遠していた部分もあったが、ゲームを再開。最初は下手なのに続けると明らかに上手になっていくのがかなり楽しい。朝5時からオンラインゲームのランクマッチをプレイすると、おそらく夜中から寝ないでやってる人たちが多いのかみんな動きが鈍く簡単に勝ててランクが上がるのでおすすめです。

その後、工事のアルバイトへ。

作業員は全員で8人いるのだが、その組み合わせ次第で楽しさが全く違う。最も嬉しい組み合わせが

Nさん(43歳、子供が3人いるが昔した自己破産のせいでもうローンが組めないらしい。人生経験が豊富で話も面白いのでこの人と一緒の現場だと休憩がかなり楽しいが前職はテレビのロケバスの運転手をやってたらしく、その時に行っていた努力として真っ赤な服や真っ黄色の服を着て、肌を真っ黒に日焼けさせてみんなに覚えてもらうとのこと。工事現場以外の場所ではあまり会いたくない。)

Uさん(30歳の女性。休みの日はステイホームを守って家でどうぶつの森をやっているらしい。この前、作業中にUさんが職長に呼ばれ多分説教されたらしく戻ってくる時の表情が本物のデーモンだったので怖〜と思いながら作業してたら隣で「あ〜!ムカつくンゴ!!!」と言ったので(な、なな、なんJ語?!!!)と死ぬ気で笑いを堪えたことがある。結婚してえな〜誰かいねえのかよ〜といつも言っている)

Oさん(50歳?の親方。ウッチャンナンチャンウッチャンに雰囲気が似ていて、かなりありがたい。)

と僕の、この4人で作業するときは定時の17時があっという間に来る。

この間は定時で作業が終わった後に駐車場で世間話を1時間して、こんなこと以前なら考えられないなと思いながら18時過ぎに帰った。

工事の内容次第では、切創や失明と隣り合わせの危険な作業になるので、生のありがたさを実感できます。

振る舞いがそうなっていくのは嬉しいが同時に発想も社交的になっていく感覚があり、ギリギリのラインを見定めないと全てを失う可能性もあると思っている。(年齢の話題になって辰年というフレーズが出たときに辰年丈一郎と発してしまい、その晩は眠れなかった)


危険だなと思うのは大体バイトが終わるまでで、家に帰ってからはかなり良い過ごし方ができていると思う。シャワーを浴びて夕食を済ませたらオンラインゲーム。この時のオンラインゲームは朝とは違いパーティーを組んで会話しながらのプレイとなるのだが、これがめちゃくちゃ難しい。PS4で主にロケットリーグとオーバーウォッチ2タイトルをその日の気分でプレイしているがどちらのゲームもボイスチャットでの連携が大切で、日々頑張っているもののフレンドの皆さんはおそらくパソコンを使っての経理や、僕には想像もできないようなエンジニア的な作業をこなした手でコントローラーを握り、かたや僕は爪に接着剤の汚れがついた手でコントローラーを握っているので気兼ねなくコミュニケーションをとることは難しく、それでも楽しくゲームしています。自分もそのゲームやっているという人がいれば一緒にプレイしたいです、よろしくお願いします。

ゲームが終われば浴槽にお湯を張り、日本酒と粗塩を湯船に投げ込み入浴した後に3日に1回盛り塩を新しくしたり観葉植物に水をやったりして玄関掃除とトイレ掃除。これは精神が弱っていたときに冗談半分、本気半分で始めたことですが、一度やり始めるとやらない日が心地悪くなりずっと続くようになり、あのときは精神どうかしてたなーと振り返ることもできて良いです。

たまにゲームをせずにバーに行ったりもしています。


今はこのような生活ですが、先程の作業員3名(Nさん、Uさん、Oさん)は全員モータースポーツが趣味らしく(Nさんはそこそこ有名なレーサーで、レースを維持するために借金しまくっていたらしい)僕も誘われるがままバイクのレースを始めようと思ってはいますが、今のところ変な転び方をして首の骨が折れるビジョンしか見えておりません。